ネイタルチャートとは? あなたが最初の息を吸った瞬間の空
ネイタルチャート(出生図)は、あなたが生まれた瞬間と場所の空を一つの円に止めた図です。この記事はその円を形作る五つの要素を解き、占星術師がなぜこの図を人を読む出発点にするかを説明します。
新聞の星占いは太陽星座だけを見るので、占星術全体が人を十二通りに分けるおもちゃだと思われがちです。でもあなたが世に出たまさにその瞬間、空には見える十個の惑星がそれぞれ別の場所にあり、十二の星座と十二のハウスが重なって網をなしていました。これを一枚の図に書き写したものがネイタルチャート、別名を出生図といいます。太陽星座はその図のほんの一角にすぎません。
占星術師がこの図を読む様子は、一枚の絵を味わうのに近いです。十個の惑星が役者として登場し、それぞれの役柄を背負います。太陽はアイデンティティを追い、月は感情の安住場所を探し、水星は思考と言葉を司ります。惑星のいる星座は、その役者がどんな衣装と話し方で舞台に立つかを決め、ハウスは舞台そのものを指して、この場面が仕事、恋愛、家族、それ以外のどの領域で展開するかを教えてくれます。
チャートを形作る五つの要素
- 惑星 —— 太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星、十個の中心役者。
- 星座 —— 牡羊座から魚座まで十二個、各惑星に色合いを与えます。
- ハウス —— 十二の人生領域。正確な出生時刻と場所から計算されます。
- アスペクト —— 惑星同士の角度で、複数の力が協力するか衝突するかを示します。
- 四つの軸 —— アセンダント・ディセンダント・MC・IC、チャートの四つの基準方位。
出生時刻が四時間違うだけでチャートが変わる理由
ハウスとアセンダントはおよそ二時間ごとに一星座ずつ進み、一日足らずで黄道全体を一周します。だから同じ日に生まれた二人でも四時間違えば、アセンダントと全ハウスの始点がずれ、チャート全体の読みが変わってしまいます。言い換えると、生年月日は空の惑星がどこにあったかを決めますが、出生時刻と場所はその惑星をどんな枠にはめて読むかを決めるのです。
チャートは運命を予言する?
ネイタルチャートは傾向を描くもので、判決を下すものではありません。一人の性格に立ち込める天気図のようなもので、どの気質が際立ち、どの緊張が繰り返されるかを示します。トランジットやプログレッションのように時期を読む技術もありますが、これらはすべてこの基本図から伸びた枝です。昨今の占星術師の多くは、チャートで運命を固定するより、自分を振り返る鏡として使います。
ネイタルチャートは判決文ではなく、語彙です。あなたがすでに生きている人生のパターンを言葉に移すための言語。
文章だけ読んでもピンときません。無料ネイタルチャート計算機であなたのチャートを一枚出力し、上の各項目をチャートの上で一つずつ探してみてください。概念が一気に腑に落ちます。
自分のチャートで試す
ネイタルチャートについて読むことは地図。自分のチャートを実際に占うことが旅そのものです。